「論理回路とその設計」 演習問題【14】

[A] 基本論理演算と(論理関係を表す)日本語との対応は,NOT演算: は「A でない」;AND演算: は「A かつ B」;OR演算: は「A または B」;である.次の <日本語で表した論理関係> を実現する組み合わせ回路を最適化設計してみよう.ただし,日本語でのカッコの優先順位は,〔「『( )』」〕と,最内側( )が最上位(最初に解決すべき論理関係)で,内から外へと順位が下がり,最外側〔 〕が最下位(最後に解決すべき論理関係)とする.以下の問は,論理式及びカルノー図による「論理表現」方法に関する比較考察を主としたものである.(1)〜(8)の問,及び,各問での途中経過をチェックする(i)(ii)…の小問,のそれぞれすべてに答えなさい.また,解答はこの解答用紙のすべて決められた個所で行いなさい.

<  「W かつ Z」 または 〔(Z でない) かつ 「『(W でない) かつ (Y でない)』 または 『X かつ Y』」〕  >



[B] 上階⇔中階⇔下階を昇降するエレベータを「U」(Up)と「D」(Down)の2つのボタンで制御する.その「コントローラ」を2個のDフリップフロップ( FFP, FFQ とし,その状態をそれぞれ P, Q ,入力をそれぞれ DP, DQ とする)による同期式順序回路として設計してみよう.このコントローラの状態は「上」「中」「下」の3つであり,エレベータが現在位置する上中下階のいずれかをこの順で表している.また,「U」「D」2つのボタン(オフ/オンはこの順で論理値 "0" / "1" に対応)によって,表1
表1
U D 動作(記号) 現階での実動作
0 0 (停) 上中下階とも
0 1 (下) 上中階でのみ (下階では止)
1 0 (上) 中下階でのみ (上階では止)
1 1 (作) 上階で,下階で (中階で止)
に示す通り,エレベータの「止」「降」「昇」「動」の4つの実動作を指定する.すなわち,このコントローラは,日本語による記号表現で,「『 止 / 降 / 昇 / 動 』の4種類の入力によって,『 上 / 中 / 下 』の3状態間を状態遷移する」同期式順序回路である.ただし,同期式順序回路であるので,入力と状態遷移はクロックによってビットタイムごとに同期する.次の問すべてに答えなさい.解答はこの解答用紙の決められた個所で行いなさい.

(2) (3)

次状態

P+Q+

入力 UD
0 0 0 1 1 0 1 1
現状態

PQ

0 0 0 0 0 1 1 0 0 0
       
0 1                
       
1 0