バスやトラム(市電),メトロ(地下鉄),フェリーはすべて「アビクル」というボタン電池に小さなプラスチックの枝がついた親指大のもので自動カウントできます.
ボクもこれを購入して利用しています.改札口やバスの入口に備え付けのメス口に,オス口のボタン電池を押しつけると,(電気的に)運賃分を差し引いてくれる仕組みです.
ボクは伊達の観光客じゃありません.地元で乗り合いバスを乗り回して一目置かれます.
寄ってきた客引きにはこのアクビルをご紋章のようにかざして,「これが目に入らぬか,わらわはそんじょそこらの観光客とは違うぜよ」とすると効果的です.なんせ,乗り合いバスに乗る観光客なんて居ませんから.
それでいて,バスの窓を開けてカメラで写真を撮ったりしています.「こいつは何者じゃ?」.
ここでは自転車とバイクはほとんど見ません.道路がひどい(石畳,坂道など)ので運転が大変なのでしょう.
バイクは比較的走りやすい「歩道」を走ってきます.びっくりしました.白バイ(こっちでは正確には黒バイ)も歩道を走ってきます.
アア,ピザ*ットも日本と同じように後ろにピザ用箱を乗っけてるバイクでしたが.
車同士でよくけんかをしているのを見かけます.後ろが停滞してクラクションがビーブー鳴ってもしばらくは渋滞して怒鳴りあいです.何回も運転上のトラブルで怒鳴り合っているのを目撃しました.ポリスとタクシーの運ちゃんも怒鳴り合っています.
新旧市街が橋3本で結ばれているために,そこへ入る道の渋滞もひどい.でも,本質的には車と人が多すぎる.幹線道路はあるのですが,そこから一歩はいると路地ですし,車の通れる道も駐車状態がひどい.
で,昼間から道路や各所に人があふれているのですが,一体どこへ何をしに行く/何をしているのでしょう.
やあ,このエネルギーはたいしたもんだ.1平方mに4〜5人いる感じ.いるだけではなく,どいつもこいつも同じ顔で何か叫んでいる.
サッカーは,Istanbulに3チームあり,それが強豪だそうです.
日本のジュピロ磐田と清水エスパルズの静岡ダービーみたいなもので,Istanbulどうしの試合ではサポートどうしの小競り合いで死人がでるそうです.
ホテルから見えるボスフェラス海峡への遠景で手前にあるスタジアムはサッカー場です.(写真:ボスフェラス海峡への遠景) 月曜に試合をしていて,怒濤(どとう)のようなサポータの応援がホテルまで聞こえてきていました.
W杯でトルコと決勝トーナメントを戦ったので,日本人を意識した客びきや呼び込みにお目にかかります.
でも,W杯代表のほとんどは欧州のクラブチームへ遠征しているみたい.W杯の日本との試合で決勝点を奪った選手も英国の名門クラブのインテル所属だそうです.
バザール(bazar)はトルコが語源だそうで,市場です.
そりゃ大変.なんでって,賞品に値札が付いていない! すべて交渉です.それもトルコ語で(もちろんできないので電卓で)買い物です.
グランドバザール(大市場)は甲子園球場の中に路地が巡らしてある感じです.目がチカチカ,頭クラクラ,買い物苦手なボクには無理です.ここでの買い物は.
しかし,ボクは賢くしぶといので,バザールの中ではなく,その周辺でお買い物です.
観光客には最初の言い値が「とんでも値」だそうですが,ボクは気が弱いので,一応交渉して一定を下げると妥協してしまいます.きっとこれでも大損なのでしょうけれど.
ここで,キリム(=じゅうたん)地のバッグやポーチ類をゲット.