イスタンブール(Istanbul)(6) ―コーラン,トイレ―


Swedenでは鼻くそができませんでしたが,トルコではできます.
車の排気ガスでしょう.でも,日本ほどひどくないのは高層ビルがほとんどないせいでしょうか.

コーランは1日5回拡声器で町中に流れます.天台宗のお経よりも高低があって歌みたい.眠くなるよりも目覚ましの感じ,5時過ぎ,10時前後,正午,14時前後,17時過ぎの5回です.もちろん祈りの声が流れるだけで,ほとんどの人は祈りのアクションはしていません.でも,モスクに入って祈っている人もいる.
ホテルに"the 1st hours"と書いてある表が置いてあって,そこには毎日の2回の時刻が示されていました.最初は「日の出と日の入りの時間かいな」と思ったのですが,実際の日の出はもう少し遅い(今日は7時)し,日の入りはもう少し早い(今日は16時40分)し???でしたが.これは1日の最初の祈りと最後の祈りの時間でした.滞在1日目に5時過ぎに犬の遠吠えのようにコーラン(後で知りましたが)が流れてきてやっと分かった次第です.

宗教は99%がイスラム教,他はギリシア正教などのキリスト教です.
モスクの中にはキリスト教会から改築されたものもあります.十字架が残っていたり,壁画にキリストが描いてあったりと.
イスラム教徒は豚肉を食べない.また,禁酒なのですが,今はよく飲んでいます.ただ,モスクに近いところではまだ禁酒だそうで.
でも,モスクの横のレストランのテラスで昼間にビールを飲みましたけど.客商売でそんな堅いこと言ってられないのかな.そういえば,歩いている人がにらんでおったような気がする.

黒髪,黒眉(目と近い),髭濃い(口ひげ多い,あごひげ少ない,若者の髭はなし),女性のスカーフ有り. トルコ帽をかぶった人はいません.イスラム系の博物館は「モハメッド**世」でオンパレード,ボクにはすべて(ポーズは違っても)同じ顔に見えるけど.
80%がトルコ人だって.中央アジアの遊牧民が東へ流れて日本人,西へ流れてトルコ人,中央に残ったのはモンゴル人という説もあり,何となく親しみを感じます.
目ん玉が黒いのもそれを感じさせる因です.客引きや呼び込みも人なつこしさの裏返しとみれば許せるか.
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ちゃんと断れない日本人が居るからイカンのや.ボクも避けたり逃げたりしているだけですが.
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黒海へ入るにはボスフォラス海峡を通らざるを得ないのですが,黒海の南半分はトルコ領です.北にはブルガリア,ルーマニア,ウクライナ,ロシア,グルジア(当時,今はジョージア)と時計回りに位置しています.
Istanbulを起点として黒海沿岸のトルコ領や諸国を回るデラックス客船ツアーもボ海峡を通ります.
ボ海峡は霧が多いので,ボーボーと汽笛が頻繁に聞こえてきます.

トイレは「大変」です.
しゃがみ式で前に穴があり,扉に向かってしゃがみ,出します.それが穴に命中しないと困ります,便器に残っているものを流すものがないからです.
ことが終わってからが勝負です.横に置いてある桶からひしゃくで水をくみ尻穴を「手」で洗います.紙はその手を拭くために置いてあります.その紙は穴に捨ててはいけません,横のゴミ箱に捨てます.
手,手,手はどうするの? 出てから水道でよく洗って下さい.水石けんと空気乾燥機が必ず置いてあります.
いやボクはまだ挑戦していません.腹具合も良いことだし.
公衆便所は少ないし,入場料(後払いなので,「出場料」か,20円前後)付きなので利用しづらい.何せ,もぎり係が握っているのはことを済ませた手で支払われた紙幣ですから,おつりはいらない:-<

ホテルにも,普通の西洋便器の横に「座り型」のトルコ便器(洗い用だけ)があります.西洋便器でことを済ましてからこちらに移り紙で拭く代わりに湯水で洗うわけです(←推定).ひしゃくで水の代わりにケツ穴めがけて湯水を出します.横に向いた蛇口の水道です.なんか大きい洗面場みたいで清潔なところで,「そんなとこにまたがって本当にウンコの付いたケツ穴を洗って良いのかな」という気になります.
シャワレットのケツ洗いだけを別に設けた感じですが,蛇口は普通の口径ですから使い方は難しいかも.


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