バルセロナ(Barcelona)(1)


行きはAirFrance(仏語読みで,エールフランス)になったので,Paris(CDG;シャルル・ドゴール空港)で乗り継いで,Barcelona(バルセロナ;以下BCN)に入りました.
Euro圏はシェンゲン条約で統一されており,最初の条約締結国で,(短い滞在は)Visa無しですが,入国審査があります.で,CDGで入国審査を受けており,旅券上はどの国へ行ったのか分かりません.まあ,旅券(入国)審査よりもsecurityチェックの方が面倒ですがネ.

いつもEuropeへの入国は夜で,入国空港からはtaxiでホテルまで直行するのですが,今回は朝一でBCNに到着したので,risk(=荷物が大変だ)はあるのですが,ボクが好きな鉄道と地下鉄で,空港から2時間半をかけてホテルへ.riskを丸かぶりでした.
乗換駅によってはエスカレータがなくて,20kgのスーツケースと格闘する羽目に.

さて,BCNです.神戸市と姉妹都市で海と山に囲まれています.神戸市よりも山は高くなくて,また迫っていませんが,歴史を留める旧市街と新市街が途中で分けられているのはしょうが無いかな.
旧市街は石畳と迷路のような路地で,新市街は碁盤の目に切った広く明るい街です.旧市街の石畳はかかとが痛くなって,walkingシューズを持って行って正解でした.

BCNはつい最近独立運動があったCatalunya(カタルーニャ)の州都で自意識が高く,Spainに17ある州でも異色です.フランスと接しているし,海に面しているしネ.
BCNは,サッカーではFCバルセロナ(通称,バルサ)の本拠地です.10万人が収容可能なホームグラウンドを持っており,鉄仮面のかぶり物で試合がないときも賑わっています.

Spain人は,移民も多いので憶測ですが,黒い目,黒い毛で背はそんなに高くありません.ひげはあんまりいません.特に,ボクのようにあごひげはいませんので,珍しく持てます.ボクの様に,(髪もひげも)白髪はまったくいません.また,帽子かぶりが男女とも少ない.
多くの人には片言の英語が通じるようですが,原則(ボクがちんぷんかんぷんの)spain語です.食いもんやのメニューは,普通,spain語,仏語,英語が用意してあります.

駐車事情が悪くて,ほとんどの人は車は家に置いて,バイク(←日本製が多い)か自転車です.
信号は歩行者と車は完全分離で,日本のように,歩行者がいなくなるとバンバン横断歩道を抜けるということは皆無です.誰も横断していなくても律儀に停止しています.一方通行がほとんどで,ある地点へ行くのに,回り道をすることもしばしばです.

犬は大型犬が多くて公園などでは放し飼いですが,(野良ではないので,公園などでは)糞(うんこ)をすることはない(小便はしとったが)ようです.
BCNは地下鉄が主流の移動手段で,3〜4分おきに来ます.電車がいつ来るかは「あと何分」で示しており,頻度と相まって待つストレスは感じません.
地下鉄には,(健常者の飼う)犬も自転車も乗れますが,あんまり乗ってはいません.自転車なんぞはそのまま乗っていった方が良いしネ.それから,地下鉄内や地下通路などで大道芸人の音楽家(=サックス,アコーディオン,クラリネット,ギターなど)が乗っていることが多く,駅ひとつで車両を移動しながら,小銭をせびります.乞食もいます.バックパッキングでの費用をせびるどこも悪くはないように見える輩もいます.

空気は乾燥しています.(その土地の空気の物差しである)鼻くそは出ません.咳をしている人は多いような気がする.ボクものどが(乾燥して,日本では感じない)いがらっぽい.

coffeeは普通はエスプレッソ(まがい)です.「milk無し」と言っても,上にmilk/creamをかぶせます.
Spainでは,5回/日食べます.朝は遅くて,8時過ぎですが,その分夕食は20時頃からです.また昼食がメインで14時頃から食べており,また昼休みも昼食の前後に3時間位あります.
パエリアで代表されるご飯料理も,米に芯が残る焼き飯で,あんまりボクは好きではありませんでした.

BCNの後に,Cordoba,Sevilla,Madridとを回る旅で,Renfeという,ボクが好きな列車AVEという特急で移動します.航空機移動では味わえない「Spainの風」を感じるために.


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