さて，Spainの人口の7%(323万)は首都Madrid(←最後に行きます)で，BCN(Barcelona)はそれに次ぐ160万人で，京都市(140万+)よりもちょっと多い位．面積はBCNが京都市の1/8で，以外ですが人口密度は京都市が断然低い．けど，体感は逆です．多分，居住する家屋のせいなんでしょう．
BCNでは，京都のような1戸建ての家はほとんど見かけません．高層のアパートやマンションがほとんどです．京都は平面的で密度が高くても密集性が体感の人口密度を高く感じさせるのに対して，BCNは立体的に密度が高くて体感の人口密度が低く感じさせるのかなあ．
Spainでは，94％の人がキリスト教(カトリック)だそうです．8〜15世紀(C:Century)にイスラムの支配があったのですが，その当時のイスラムは寛容で，宗教の自由を認め，その後の16〜19CのSpain帝国時代が恐ろしい率のキリスト教(カトリック)徒を生み出したのです．
バチカン(カトリックの本山)が認めていない避妊具の使用や同性婚を許す実際主義が，逆に，この恐ろしいキリスト教(カトリック)率を生み出しているのかも．
Spainでは，グリニッジ標準時(＝時差はJ-9)と同じ経度にもかかわらず．パリなどと同じグリニッジ標準時から1時間の時差(＝J-8)で生活しています．そのせいで南中(＝太陽が空の真ん中に来る時刻，普通は12時頃)は後ろにずれて，冬は13時半〜夏は14時半頃です．日の出/入時刻も後ろにずれます．
それで，5回/日(朝起きてすぐの朝食，朝食と昼食に間，mainの昼食，夕方，晩飯)食事をするのですから，(「いつ仕事をすんのや」と言いたくなるほど)もう無茶苦茶です．夕食と晩飯の違いを体感できます．最も庶民はですが．で，mainの昼食は14時〜で，夕食は21時〜ですから，観光客が食べる時分には混みません．
なお，Spainでは，就寝前に食事を取る習慣があるのに，肥満はほとんど見かけません．就寝は遅いのですが朝は普通です．
シエスタ(13〜16時)という昼休に午睡をとります．Spain人は太陽を嫌うのだそうで，シエスタの慣習もそこから生まれたのだとか．だから，庶民のアパートも北向きが割高なのです．
困るのは，business hourでも，昼休がある(shopでは14〜16時，restaurantでは16〜20時)ことですが，BCNのように外国人観光客が多い所では，その習慣も薄れているようでした．
Spainの義務教育は初等教育の6年間(6〜12歳)と中等義務教育の4年間(12〜16歳)の併せて10年間で，無償です．義務教育の日数は年間175日間と定められており，週5日制で，夏休みが3ヵ月(←親にとってはこどもに関わり合わねばならず「地獄の夏休み」と言うらしい)有ります．
ただ，1日の授業の終了は初等教育でも17時頃で，日本のように低学年の児童が午後一番で帰ったり，曜日で時間割に長短があるってなことはありません．が，学校にシエスタに並ぶ長い昼休みがあるかは不詳でした．
初等教育のそれも低学年が遠足か社会見学で，美術館に入場・見学しているのには，日本ではまず見かけず，ちょっとショックを覚えました．情操教育ではなくて歴史教育の一環でしょうか．
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日本では，一般的な義務教育で美術館見学はあんまりないように思います．どうしてこうなったのでしょうかね．
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義務教育後にある2年間の高校にあたる後期中等教育は大学の進学のためで，芸術/科学及び工学/人文科学及び社会科学の3コースに分化します．ただ半分の国民は義務教育で学業を修了します．
後期中等教育を経ての大学への進学率は30%で，そのうち大学中退者も多くて，結局，全体での大学卒業者の率は20%位らしい．日本での大学へ入学すればほとんどが卒業できる，「結果として50%の大学卒業者がいる日本での高等教育」って何？
そうそうSpainでは，義務教育での受験(戦争)はありません(←ボクの推測)．逆に，単位不足での留年が普通に有り，学年＝年齢である日本のように，雑多な年齢の児童が学年で混ざっているせいで同じ年頃の学生での競争意識は皆無です(←これも推測)．
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ウ〜ン，分かってきたぞ．日本の教育は画一化を求める教育で，人の多様性を画一化でつぶしてしまうんだ．「変わった人」を大事にするのではなく叩くのが日本の民族性か，悲しいね．
Spainだけでなく，外国へ行って，日本を見ると，日本人の「人とは違うのを気にする」ひがみ根性ばかりが気になるのは，ボクがおかしいのかなあ．みんな同じではつまらんのに．
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