taxiは,会社が違っても概観(特に,色分け)が都市ごとに統一されており,流しも多く走っています.BCNは黒と黄のツートンカラー(写真:バルセロナのタクシー),Corは白地に青のチェック線(写真:コルドバのタクシー),Madは白地に赤タスキ,などと都市ごとに決まっています.白タクのぼったくりや闇は皆無で安心です.
交番はないけれど,そこかしこにはポリスが居てます.軍関係の建て屋には,機銃を持った警護が居てます.テロはどこでも要警戒ですね.
Spainでは,'04 3/11(←3,9/11の怪です)に,Madの駅に入ろうとした列車が時限爆弾で爆破されました.国内の勢力による政治テロでした.今も,RENFE AVEへ乗車するときには,厳重なX線検査とsecurityチェックがあります.日本(新幹線)では,絶対にできないだろうな,このような対策は.駅そのものの構造いや人間の意識構造を変えねばならないもの.
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日本人は,「人間は悪いことはしない」という性善説と言うよりも,あきらめに近い考えを持つ人が多いような気がする.原発事故時と一緒です.
何とか,「今」あるいは「自分」が無事過ごせたら良い(←「金」を加えて「三だけ主義」と言うらしい)のです.
ボクも無力で多分多数の日本人と同じでしょうが,ただ,「今とんでもないことが起こっている」という認識は持っていられる/いようと思う.
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Turkeyでの,歩行者と自動車が怒鳴り合い,そこら中で口げんか(←自分の言い争いで渋滞しているのに)をやらかす,あのシッチャカメッチャカを思い出します.
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日本人では,規則があると,逆に,その規則の庇護や権威に寄りかかって,「俺は規則に従っている」って,えらそうにしてみたり,ちょっと(差し支えのない範囲で)規則を無視すると,(自粛警察になって)怒鳴ったりすることが多いような.
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Spainでは,歩行者は車が来ないと赤信号でも渡ります.でも逆はありません.「人中心(human-centered)社会」の概念が老若男女に徹底している.車は,歩行者が居なくても,特に横断歩道の手前では律儀に必ず止まっています.日本のように,誰も渡っていない横断歩道は突っ切るなんてことは皆無です.
街中の清掃事情や交通事情は不詳ですが,条例なんか無いのと違うかな.「規則は破る奴がいるから必要なん」だと,今(=Spain)はこの逆,「規則は破る奴がいないと不要」です.真ですね.
さて,ここで長く触れていなかったSpainのタブーを披露します.
それは「トイレ」です.Spainの(外での)トイレ事情は×××です.
公衆トイレや駅などの公共の場のトイレは(ほとんど)ありません.で,どうするかというと,1日の綿密な行動計画を数時間ごとのトイレを中心に練っておきます.cafeやrestaurant,美術館などの公共機関に入って,トイレ(=aseos)を利用します.水1杯(=1ユーロ程度)をcafeで購入ついでに借用します.数は少ないのですが,マクドやスタバなども狙い目ですが,混んでいます.
ボクはできる限り水分を取らずに外出,出先でbeerができないのが難ですが.断ちションも見ないし,Spain人ておしっこしないのかな,そんなことはないか.
でも,要注意です,このトイレ事情は.
こちらでのcafeでは,普通は(何も指定せずにでは)espresso(solo,いわゆるシングル)です.americanはそれに湯を(各自が)入れて薄めます.2ユーロしません,200円位です.
まともなBF(朝食)を食べるのは観光客か.Hotelでも遅いと朝は8時からです.朝4時起きのボクはやってられないよ.
教会はともかくちょっとした広場が(広い公園よりも)多い.
そう,交差点は反時計回りのロータリーです.で,交差点の信号(停止)は車向け(の対歩行者用)だったのです.