ストックホルム(Stockholm)(3)


若いときと違って,無理が利きませんから,行動半径も狭いし.一昔だったら,こんな位は歩いていたのになあ,という距離も(歩く)勇気が出ません.
Stockholmも,見所は固まっているので,1日歩けば大概回れますが,1日周遊券を買ったりしてさぼっています.
渋滞がないので市バスもすいすい,地下鉄も発達していて移動は便利です.

午前2時頃から夜は白み始め3時には日本の10時くらいの明るさになります.3時頃を過ぎて明るい昼間のようなときに人や車の気配が全く途絶えているのですから,妙な気持ちです.
これが冬だと逆で,昼休みだけ明るい昼で,後は真っ暗,どうするのでしょうね.仕事はまあいいけれど,休日なんかは???です.

街全体にすごく清潔感を感じます.
昼が長いせいもあるのでしょうが,ゲルマン(ノルマン)あるいはバイキング民族の優越感に裏打ちされた余裕が感じられます.みんな裕福(というより福祉が助ける?)なのでしょうね.
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日本の(最近の)ようにすさんだ感が全くありません.目つきのおかしい人がほとんどいないのです.大人から老人まで皆(青いせいもあるけど)陰がない瞳です.
対人距離も日本よりは広いし,「キレル」なんてコトはないでしょうね.これもストレスのなせる業か.日本に余裕がないことがひしひしと感じられすごく残念です.
もちろん,ちょっとおかしくてわめいたりする者や浮浪者は居ます.
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昔,親しい人たちに「俺はオフィスの門を出たとたんに仕事のことは忘れる」と豪語したのがウソのようです.
やはり**歳は,口には出せないけれど,いよいよ人生の総まとめやなあ,となんか感慨みたいなものもあります.後10年はもってくれよとも思います.
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この年での一人旅はあんまり楽しくない.なんちゅうても,一人旅で楽しくないのは食事です.特に,晩飯に一人でパブやレストランへ入るのは気が引けます.
Swedenの人は短い夏を満喫するために今はベクトルパブやレストランでわいわいやっています.一人で食事をしている人なぞ居ません.
一人では入りづらいです.最近のホテルのレストランは外にもOpenなものがほとんどですから.


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